Home > 小咄(00) > 後を追うのは嫌いなのよ 無様だから。

後を追うのは嫌いなのよ 無様だから。








テストひとつ終わりました〜。腱鞘炎になる… しかも終わらなかった… 書くの遅いんですよね…
あとはレポートひとつなので頑張ります。本読まないとな。でも今日は眠たいので寝ようかな。

某サイト様でがじゅまるの樹がロク刹とあったので聴いてみたら凄いロックオンでした(日本語おかしい)刹那はあんまり出てこない感じでしたがもろにロックオン。それと今日は救世主をエンドレスで聴いてました。どうしてもサビの部分がエクシアに聞こえる… 
そんな事してたからかiPodさんが途中でフリーズしました。ホントフリーズ多過ぎです。精密機器ってどうしてこう壊れやすいのか。多少性能を抑えてでも衝撃と水に強くした方がいいと思います。そして充電が終わらない。マウス使えないと日記を何度も消してしまうので嫌です。
最近はcoccoを聴いてます。でもcoccoは本当に空気みたいなものでよくよく聴いてないと歌詞はさらっと流れちゃう。そのくらい自然。あるのが当たり前みたいな感じです。眠れる森の王子が良いですね。御伽噺的なのとサビの音が好き。
coccoとRADは00だと思う。

そろそろ日記から移動しないとなー。頭沸いてると全然纏まらないので再校が面倒です。









続きに00。6月29日の続き。














なみなみと注いだ豆のスープを無言で食べる姿に安堵して、自分の口にも運ぶ。トマトベースのスープは少々酸味が効きすぎていて意図せず目が瞬いた。

「少し酸っぱすぎたか?」
「いや」

短い否定。
しかし、少年が楽しむ意味での味覚を持ち合わせていないのは経験から明白であったので、素直に喜ぶ事は出来なかった。
少年曰く、嗜好的味覚とは「不要なもの」なのだそうだ。理由を問うと食物の摂取は体調管理という面で必要なだけだというのが言い分として帰ってきた。
体を保てる程度に栄養を摂取できるなら、味がついていようとなかろうと大差ない。食物としての機能だけが重視されるので、嗜好は常にヒエラルキーの底辺。またはそれ以下。だからジャンクフードでも手料理でも役割を果たしているなら特に問題ないらしい。何とも作り甲斐がない。
取り敢えず、少年にとって食べられないものではないという所についてのみ、良しとしておく事にした。

料理に対する評価が無いのは常だが食べ続ける姿は些か性急で、手を口に運んでいる人物の空腹度合を如実に伝えている。
去来する嫌な予測。こういうもの程よく当たるのだ。

「今日は何か食べたのか?」
「………」

食べる手は止まらない。沈黙も止まない。
いくら少年が寡黙だからといって、呼び掛けた方に目も向けないのは明らかに可笑しかった。
少年もそれを分かっている筈なのに無駄な芝居を止めようとしない。

「刹那」
「………」
「………」

名前を呼んだ声は意図せず非難の響きを秘めて口から放られ、メインディッシュを取り分ける少年に静かに当たった。
拾う者のいない沈黙の時間は忍耐の出番。
言葉を重ねる行為は質問者としての義務は果たせても探求者としとの責務を全う出来ないのだ。
幾重にもなった問いは始めの問いを時間経過によって薄めてしまい、一つ一つの重要性をぼやけさせてしまう。そうなれば黙秘権の行使が容易になってしまう。黙秘でかわされるのは困る。
辛抱強く待っていると、取り分けたジャガイモのグラタンをつつくフォークが止まった。

「昼からプログラムを組んでいた」
「朝は?」
「起きるのが遅かった」
「さっき出てただろ」
「新聞を買った」
「それだけ?結構時間かかってたみたいだけど」
「この近くには店がない」
「店のある所まで行ったんならついでに何か食べてこいよ…」

溜め息が出た。
明らかになった全貌は少年の生活の乱れを危惧するには十分なものだった。
また食べ始めた少年は、ほんの数分前に後見役はいらないと言ったばかりではなかっただろうか。もう自分の面倒は自分で見られると。他者の手を借りずとも自分の管理くらい出来ると。
あれはそういう意味だと思っていたのだが思い違いだろうか。
頬杖をついて内心を呆れで隠した目を向ける。

「そんな生活してるから放っておけないんだよ」
「気にしなければ良い」
「そうしたいのはヤマヤマなんだけどなー」

頭の後ろで手を組んで伸びをしながら嘯く。
気にしない。その尤もな提案は以前より何度も試みている。そしてその都度感情の妨害に合って取り繕う事もままならなかったものだった。
いつもの様に表情だけで誤魔化せる種類のものだったら良かったのに。

濁した言葉の水面に映り込んだ姿が歪んで、少年がピタリと動きを止めた。
ギクリと。錆び付く。
見詰めた目は瞬きも少なくいつも以上に感情がない。水面下が濁って見透せない。
何故、という問いはこちらからもたらされるより先に少年から鋭く提示された。

「何故、構う。俺も他の者と同じように切り捨てれば良い」
「なに?」
「ずっとそうやって来たのだろう?」
「それ、どういう、」

ぱしん、と乾いた音が一つ弾けた。

「俺に触れるな」

久方ぶりに耳を打つ明確で明快な拒絶。剥き出しの嫌悪。
慣れた筈のそれは、しかし赤く濁った色を見た瞬間、渾身の一撃としての威力を発揮した。
形ばかりではない本気のそれは、強大な力を持っていて。
遺憾なく、容赦なく、間断なく。
言葉も、表情も、動作も、全て。
晒されたその全てを赤い赤い濁った水面に沈めた。











濁る/ロックオンと刹那




Comments:0

Comment Form

Home > 小咄(00) > 後を追うのは嫌いなのよ 無様だから。

Recent Comments
Recent Trackback
Search
Meta
Links
Feeds

Page Top